難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を知ってもらうために。

身体が動かなくなっていく難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を46歳で発症した夫を通して学んだこと。

ALSになって試したサプリ

 ALS(筋委縮性側索硬化症)を発症して2年が過ぎました。

確定診断から1年3か月です。

今の夫の身体の状況です。

歩行は歩行器を使用して数メートル歩けます。

ですがここ数日で身体の筋力低下が著しく、室内でも9割車いす移動になりました。

左腕も筋力が低下し、食事も大変そうです。

 

 夫は今でもALSの進行を遅らせる、治ることを諦めていません。

一般的な治療法のリルテック、メコバラミンは服用していますが、ラジカットは拘束時間が長い割に効果がまったく感じられないため、点滴を5クールで中止しました。

 

 夫は熱心にサプリメントや健康食品などを調べて、効果を確かめています。

今現在服用しているサプリの一例を紹介します。

 

【栄養バランスのよいスピルリナ

 

約35億年前の地球に誕生した藍藻類の一種で、古代からアフリカ、メキシコの自生地周辺で食用に利用されてきました。

タンパク質、脂質、糖質、食物繊維、ベータカロチン、ビタミンB1B2、B6、B12、ビタミンEなど9種類のビタミン及びその他の成分をバランスよく含んでいる栄養食品です。

また、クロロフィルやフィコシアニンなどの天然色素や核酸なども含まれています。

5代栄養素がバランスよく含まれているため、不足しがちな栄養を補うために服用しています。

 

【ノニジュース】

 

ノニはアカネ科の植物です。

ノニジュースは独特の味と強いにおいが特徴で、原液のまま飲むことは難しいでしょう。

夫は100%ジュースと混ぜて飲んでいます。

ノニは古来から高血圧、がん、白内障、吐き気、など、様々な病気に効くと言われてきました。

しかし、これらの効果、作用などをヒトに対して行った研究はありません。

そのため、飲用にかんしては、ご自身で効果、成分などを調べ、ご自身の判断で飲まれることをお勧めします。

 以下は、夫が服用した時の効果、感想です。効果や感想には個人差があります。

 

 夫は以前、ノニジュースを飲んでいたことがあったそうです。

それを思い出し、飲み始めました。

 飲む以前は動かない右足のむくみがひどく、歩きにくい状態でした。

それば、飲み始めた途端、足のむくみが取れ、右足のだるさ、重さも軽くなったと話してました。

 

足のむくみが減ったことに関してはPTもとても驚いていました。

 

サプリメントを服用する目的】

夫はALSからの復活を本気であきらめていません。

でも残念ながら、ALSは完治する薬や治療薬はなく、どんどん進行していきます。

すこしでも気を抜いたら・・・後ろ向きな考えになり、表情も暗く、将来を悲観してしまいます。

マイナス思考は免疫力を低下させてしまいます。

するとALSの症状はさらに加速して進行してしまうかもしれません。

 

それを防ぐのが「前を向くモチベーションの維持」です。

夫がマイナス思考の状態だと、一緒に過ごし、日常を手伝う私もつらくなります。

夫なりの「ALSと闘う手段」として、医療に頼らず治療する方法を探しているのです。

 

今後、ALSに対してサプリ等を考えている場合、効果、成分、医療機関から処方されている薬との相性などをしっかりご自身で調べてから服用してください。

そして、「治る」効果ばかりに期待せず「治そう」という強い気持ちを支える手段と捉えられたらと、私は思います。

 

次回は、「一番効果を感じた新しいサプリ」について書きます。